プロフィール
2023年12月14日

かわさと歯科・矯正歯科
目次
プロフィール
歯科医師をめざすようになったのは中学1年生の時です。当時は歯科医師が少なく、学校の歯科検診で虫歯が見つかって歯医者さんに行くと、待合室が患者さんでいっぱいでした。午前中に受付を済ませても、治療が始まるのが午後からということも多く、子どもながらにとても不便さを感じていました。ですので、将来の進路を決める時になって、自分が歯科医師になって問題を解決しようという思いが芽生えました。内科や外科の医師をめざすという選択肢もないわけではありませんでしたが、自分の時間も大切にしたかったので、歯科医師に決めました。
初めて勤務したクリニックの歯科医師の紹介である勉強会に入ったのですが、そのグループはとても勉強熱心で、私も彼らと一緒に海外でいろいろと勉強してきました。その勉強会ができた当時のメンバーは20名くらいでしたが、私が入った時には100名くらいになっていて、今では2,000名を超えています。その勉強会は海外研修をよく実施するので、その機会を利用して今でも積極的に参加しています。海外ではいろいろな歯科医師と出会えるので、とてもいい勉強になります。2002年だったと思いますが、ロスアンジェルスで開催された勉強会で、世界的にも有名なインプラントロジストのサーシャ・ジョバノビッチ氏と出会いました。インプラントは以前からあったのですが、例えばインプラントの特徴だとかそういうものをデータ化して、学術的にいろいろと広めたのはサーシャ・ジョバノビッチ氏が初めてだったのではないでしょうか。彼から学んだことは、現在のインプラント診療でとても役立っています。
経歴
1988年 | 徳島大学卒業 |
1993年 | 川里歯科医院開設 |
1999年 | 顎咬合学会認定医取得 |
2006年 | 近畿矯正歯科研究会最優秀賞受賞 |
2007年 | Serendipity Dentistry かわさと歯科開設 |
2011年 | 日本歯周病学会認定 歯周病認定医取得 |
2012年 | 臨床歯周病学会認定 歯周病認定医取得 |
2013年 | 国際口腔インプラント学会(ISOI)認定医取得 |
2013年 | 日本歯科放射線学会 歯科エックス線優良医取得 |
2013年 | 米国インプラント学会アクティブメンバー取得 |
2014年 | 国際口腔インプラント学会(ISOI)指導医取得 |
2015年 | 日本歯周病学会認定 歯周病専門医取得 OJ正会員 |
2015年 | 近畿矯正歯科研究会にてアワード |
2017年 | 日本放射線歯科学会准認定医取得 |
2019年 | 日本顎咬合学会優秀発表賞受賞 2019 |
2019年 | 日本歯周病学会認定 歯周病専門医更新 |
2021年 | OJフェローシップメンバー認定 |
2021年 | 日本臨床歯科学会認定医取得 |
2022年 | 日本歯周病学会認定 歯周病指導医取得 |
2023年 | 日本臨床歯科学会大阪支部副会長 |
資格・所属学会・団体
- 日本歯周病学会専門医・指導医
- 顎咬合学会認定医
- SJCD(日本臨床歯科学会)認定医 大阪支部副会長
- 口腔インプラント学会専門医・指導医
- 臨床歯周病学会認定医・インプラント認定医
- OJ正会員・フェローシップメンバー
- AO(アメリカインプラント学会)
- AAP(アメリカ歯周病学会)
- 歯科審美学会
- 矯正歯科学会
- 補綴歯科学会

かわさと歯科・矯正歯科
日本と海外の学会/所属団体によっての知識量や技術に差
知識や技術の差はあまりありません。ただ、歯科治療に対する考え方には差があるようです。例えば、歯周病でもアメリカ系とスウェーデン系があって、国によって治療に対する考え方が大きく違います。アメリカは治療が中心なので、歯周病になったら病院に行って、悪いところをどうやって治しましょうという話になります。さらに、中途半端な治療をして症状が悪化すると訴えられてしまうので、悪い歯は積極的に抜くという傾向もあります。一方のスウェーデンは予防が中心なので、歯周病にならないように、どうやって予防しましょうという話になります。海外研修ではどちらの方法についても学び、治療では双方のいいところを取り入れています。
良い口内状態を継続するためのポイントやコツ
定期的に歯科検診を受けてもらい、歯石を取ったり、歯のクリーニングをしたりして、虫歯や歯周病の治療をしなくてもいいようにするのが予防歯科です。特に変わったことをしているわけではありませんが、虫歯や歯周病の予防に大きな効果が期待できます。ご存知かもしれませんが、スウェーデンは国家が中心になって予防に取り組んでいます。社会保険制度も予防中心の仕組みになっていて、虫歯予防には社会保険が適用されますが、虫歯治療では社会保険が使えないケースがあります。そのため、どのご家庭でも小さい頃から虫歯や歯周病の予防に力を入れています。日本とは社会保険制度が違いますが、日本の患者さんもなるべく自分の歯を残したいという考え方が強いので、スウェーデン型の予防歯科が合っていると思い、積極的に取り組んでいます。
不易流行とは?
不易とは、永久不変、すなわち『ずっと変わらない』という意味です。そして、流行とは、『時代と共に変わること』という意味です。つまり、『ずっと変わらないこと』と『変わり続けること』は同じくらい大切であるということを意味しています。昨今の歯科界においても、IOSやCAD/CAMなど新しいテクノロジーの元、様々な技術・方法・材料が凄まじいスピードで変化しています。ダーウィンの進化論の、『この世に生き残る物は、変化に対応できる生き物だ』からすれば、『この歯科界に生き残る歯科医は、変化に対応できる歯科医だ』と言わんばかりです。そのため、いつまでも変化しない本質的なものを忘れない中にも、新しい変化を重ねるものをも取り入れていき、今後も10年、できれば20年・30年、歯科診療を続けていきたいと思っています。『もうこれで満足だ』という時は、すなわち衰える時、終焉を迎える時だと考えています。

かわさと歯科・矯正歯科
大阪市北区曽根崎新1-4-20桜橋IMビル4F
かわさと歯科・矯正歯科
日本歯周病学会専門医・指導医
院長 川里 邦夫