インプラント治療成功の秘訣10
2024年3月28日
インプラント治療成功の秘訣10
私が考えるインプラント治療成功の秘訣10を書いてみたいと思います。
1.インプラント以外の知識が必要
インプラントは埋入したら終わりではなく、その後に歯をかぶせる治療が続きます。
そして、インプラントを長持ちさせるための定期検診に移行します。
そのため、補綴といったかぶせ物の知識、かみ合わせの知識、歯周病の知識など、インプラントはもちろん、
それ以外の他科の広い知識や経験が必要となります。
埋入が終われば、後は自然に歯ができるわけではありませんし、そのまま維持し続けるとは限りません。
インプラント治療成功のためには、学会、勉強会、講習会等へ積極的に参加し、
さらに、国外でも広く知識・技術を学ぼうとする意欲が強いかどうかが大事です。
しかも、インプラント以外も学ばなければ、そういう意欲の強いドクターが施術をすれば、まず間違いはないでしょう。
さらに、当医院では、全身状態の把握、特に高血圧、糖尿病、骨粗しょう症、喫煙、等に注意し、
他科との連携も大事と考えております。
2.常に最先端の情報・技術を習得
インプラント治療に限らず、歯科治療はかなりのスピードで進化しています。
そのため、講習会、学会、等に出席あるいは発表し、常に世界最先端の情報の収集、技術の習得が必要です。
というのは、国外は日本より数年進歩していて、日本で行われている事がすでに行われていない事を知らされるからです。
インプラント治療成功のためには、世界最先端の知識・技術を学ぼうとする意欲が強いかどうかが大事です。
そういう意欲の強いドクターが施術をすれば、まず間違いはないでしょう。
![インプラント研修](https://www.kawasato-do.jp/blogs/wp-content/uploads/sites/3/2024/03/4da9efdb670f546fbbd31a397606c305-228x300.png)
インプラント研修
3.インプラントの実績が豊富
はじめてインプラントを埋入したのは1993年で、それ以来30年間、インプラント治療を行っています。
実績として、年間100本のインプラントを埋入しています。2024年3月現在で、インプラント経験年数30年、埋入実績2000本以上、です。成功率は5年以内インプラント生存率99%、10年以内インプラント成功率98%です。
当医院では、インプラントに絶対の自信と信頼を持って治療にあたっております。
4.万全の設備
インプラント治療には、手術中の感染防止対策が必要です。
当医院では、ガラス張りのオペ室を完全個室として完備し、入り口は自動ドア、
室内は3分で無菌状態にできる手術用空気清浄ユニット(クリーンエリアプラス)、
圧迫感のない様に天井埋め込み型のオペ用ライト(ルミナンスライト)を使用しています。
長時間でも苦痛にならない様に、軟らかいチェアーで施術します。
また、CT撮影は当医院で行なっておりますので必要に応じて撮影して頂きます。
![完全個室のオペ室](https://www.kawasato-do.jp/blogs/wp-content/uploads/sites/3/2024/03/7327afb3e2b2195456cd951ea984e0d1-300x225.png)
完全個室のオペ室
5.手術器具等の減菌
インプラント治療の失敗の原因のひとつとして、手術中の感染が考えられます。
手術中に感染してしまっては、インプラントも失敗に終わることがあります。
もちろん、肝炎、その他の感染防止の意味合いもあり、確実に減菌した器具を使うことが必要です。
当医院では、手術中に使う器具は、小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ基準(prEN 13060)でクラスBオートクレーブの、
ゲティングHS22(スウェーデン製)を使用し、完全に滅菌します。
クラスBオートクレーブとは、歯科ではなく、医科の水準をクリアーする高機能滅菌器のことです。
ドクター、アシスタントは滅菌された手術衣を身に付けて手術を行います。
![クラスB滅菌器](https://www.kawasato-do.jp/blogs/wp-content/uploads/sites/3/2024/03/37954b5f31c08a4bd032f43a6690ce75-300x201.png)
クラスB滅菌器
6.必要最小限の外科手術
手術はなるべく簡単に素早く行うことが大事です。手際の良さも大切です。
そのため、術前の手術に関する診査・診断・治療計画が不可欠です。
当医院では、なるべく手術の外科的負担がかからない様な、手術方法を選択し、手術時間の短縮を計ります。
なぜなら、手術時間が長くなると、手術部位への侵襲も大きくなり、感染の機会も増えるからです。
当医院では、サイナスリフト、骨移植、GBR、スプリットクレスト等、殆んどの手術が可能ですが、
他に方法のない場合にのみ行っています。
というのは、最小限の侵襲で最大限の結果を考えているからです。
さらに、現在はインプラント自体も改良され、小さくても十分使える物が作られており、
外科的に対処しなくとも、他の方法が選択できます。
7.歯科衛生士のクリーニングと管理
インプラントを成功させるには、術前術後の歯周組織の管理が欠かせません。
そのためには、歯科衛生士によるプログラムされたクリーニングが必須になります。
もしプログラムされたクリーニングをしていない医院があったとしたらそれは無責任と言えます。
術前の管理ができていて、炎症がなければ、痛みは少なく、治りも早くなります。
また、インプラントは、噛めるようになったから終わりではなく、その後も管理しなくてはなりません。
というのも、インプラント撤去の原因として、インプラント自体の歯周病やかみ合わせによる負担過重が知られているからです。
インプラントは、歯周病にならなければ、基本的にずっと持ちます。
インプラントの10年後の生存率(残存率)は、95%ですが、それを高めるためには、クリーニングと検診が重要になります。
当医院では、インプラント治療が終わっても、1~3ヶ月おきにクリーニングと検診をしています。
そうすることにより、インプラントはもちろん、他の天然歯も守ることができます。
![クリーニング](https://www.kawasato-do.jp/blogs/wp-content/uploads/sites/3/2024/03/99a60e0dfd6777675ff67685c1174b50-300x93.png)
クリーニング
8.インフォームドコンセント
患者さんに、しっかり納得のいくまで十分な説明ができているか。
また、その説明に患者さんが本当に納得され、患者さんがそのドクターのことを信頼されたかどうかが重要です。
手術の技術や知識だけが豊富でもだめだと考えています。何でもきさくに相談できるドクターが理想です。
当医院では、インフォームドコンセントは全スタッフに徹底しています。
治療技術はもちろん、コミュニケーションがとれていることがインプラントの様な高度医療には必要です。
技術に加え、安心感、信頼感そして人間性が大事だと考えております。
9.初診カウンセリング
コミュニケーションがとれていることが、インプラント治療に限らず、歯科治療には必要です。
そのためには、治療にはいる前に、そのドクターのことを信頼できるか何度でも話す機会を持つべきです。
当医院では、カウンセリングルームを設け、診察台ではなく、普通のテーブルで行います。
個室のため何でも言って頂けますし、スクリーンに映像を映して説明します。
基本的には初診時にスタッフが、まずカウンセリングを行います。
これまでの歯科医院での不満とか、治療に対する思いとかを、お聴きします。
そして後日、カウンセリングに必要な資料を揃えた後、今度はドクターが治療に関してのカウンセリングを行います。
(ただし、応急処置は行います)
実際にインプラントをされるかどうかは、カウンセリングを受けられてから決めて頂けます。
![カウンセリング](https://www.kawasato-do.jp/blogs/wp-content/uploads/sites/3/2024/03/fe629297fa22c088894e8810def97f27-300x201.png)
カウンセリング
10.ボナファイドデンティストリー
医師として最も大事なこと。
それは、適切で誠実で良心的な治療を患者さんに対して行うこと。
https://www.kawasato-implant.info/