セカンドオピニオン

こうしたお悩みをお持ちの方は、セカンドオピニオンを受けることをお勧めします。さまざまな歯科医師の意見を聞くことで、ご自身にとって最適な治療法にたどり着けます。

なぜなら、あまり知られていないのですが、治療法は歯科医師の数だけあると言っても過言ではないからです。歯科医師によって治療に対する考え方や得意とする分野などは異なります。患者さんはまず、この前提を理解することが大切です。

セカンドオピニオンには、治療について意見を聞くことのほかに大きなメリットがあります。それは「事前にドクターとの相性を確かめることができる」ということです。歯科治療は、ケースによっては長期間に及ぶ可能性があります。一度治療を始めると、担当のドクターとは長い付き合いになります。
患者さんの中には、治療開始後に歯科医師との相性が合わず、途中で治療を中断される方もいらっしゃいます。もちろん、この先生とは合わない、と思われたのであれば、途中から別の歯科医院に行くこともできます。

しかし、可能であれば、治療開始から終了まで同じ歯科医師が担当することが理想です。

治療を始める前に直接歯科医師と話すことで、そのドクターの人柄やご自身との相性などを見極められます。そしてそれは、信頼できる歯科医院選びにもつながります。

しかし、本当にそうでしょうか？
お口のプロフェッショナルである歯科医師が抜歯を宣告するのには、相応の理由があるはずです。

患者さんの要望を聞くことはもちろん大切ですが、医学的に見て正しくない治療法であれば、きちんとそのことを伝えるのも歯科医師の大切な役目です。

セカンドオピニオンを受ける際は、できるだけ治療に対する先入観をなくし、メリット・デメリットを冷静に聞く意識を持ってください。