親知らずと矯正後の後戻り

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親知らずと矯正後の後戻り

2026年2月22日

親知らずが出てきたので矯正後の後戻りが起きた

 

親知らずが出てきたので矯正後の後戻りが起きたとか、前歯が乱れてきたとか、叢生が増加したとか聞いたことはありませんか?

親知らず抜歯後歯の移動

親知らず歯並び戻る

 

 

親知らずと矯正の後戻り

親知らずと矯正の後戻り

親知らずと矯正の後戻り

親知らずと矯正の後戻り

 

しかし親知らずと前歯は歯列の中では随分と離れています。親知らずの萌出力によって、いったん出来上がった歯列に叢生ができるのでしょうか。

一旦出来上がった歯列に何らかの力が後天的に加わって後戻りを起こすことはありますが、親知らずと矯正後の後戻りは関係はあまりなさそうです。

そもそも歯は一体どれくらいの力で萌出するのでしょうか。

単純そうですが意外と分かりにくい問題で、歯は数グラムの力で移動するため、かなり小さい力であろうと言われています。

明確なコンセンサスはありませんが、もし萌出途中の永久歯に十円玉をずっとのせていたら、そこで萌出が止まってしまうかもしれません。

 

歯の萌出力

歯の萌出力

 

歯は一般の人が想像しているよりもずっと弱い力で萌出しているということに間違いはありません。

いったん出来上がった永久歯列に対して親知らずが横に向いて生えてきたからといって、その萌出力が奥歯を、さらに前歯を凸凹にするとは考えずらいです。

 

親知らずの萌出力で後戻り?

親知らずの萌出力で後戻り?

では何故、矯正後に後戻りが起こったのでしょうか。

病的歯牙移動という言葉がありますが、これは歯周病に罹患した方が咬合力によって歯が移動することを言います。

萌出力よりも咬合力の方がはるかに大きのです。親知らずの萌出とは関係ありません。

しかし歯周病のない方だと、病的歯牙移動は起こりません。以前と比べて叢生が出てきたと感じるのはどうしてでしょう。

一番考えられる理由は、親知らずが生えてくることによって口の中に違和感を感じ、鏡で自分の歯並びを以前より観察するようになったからです。

元々あった前歯の叢生を強く意識し始めた可能性が高いのです。

人間は何か悪いことが起きると、本能的にその理由を探そうとします。親知らずはもしかしたら、矯正後の後戻りの濡れ衣を着せられているかもしれません。

親知らずは、矯正後の後戻りの原因のため抜歯されるのではなく、

そこに虫歯や周囲に炎症があったり、噛み合わせに支障を起こしている場合に抜歯となります。親知らずを抜歯しても矯正後の後戻りは治りません。

 

矯正後に叢生のある歯列は、できれば再度の矯正治療がお勧めですが、なぜ後戻りを起こしたのかの理由を探してからの再治療を行いましょう。

後戻りの理由として、

1、術直後の仕上がりが良くない(途中でやめた、リテーナーを入れてない)

2、以前の詰め物、被せ物が残っている

3、歯軋り、食いしばりがある

など

 

(歯科衛生士のための矯正学 歯科衛生士 Vol.27 No.4/2003  参照)

 

親知らず抜歯後歯の移動

親知らず歯並び戻る

 

大人の矯正歯科

 

大阪市北区曽根崎新1-4-20桜橋IMビル4F

かわさと歯科・矯正歯科

日本歯周病学会専門医・指導医

院長 川里 邦夫

 

歯のクリーニング

 

親知らずは矯正後の後戻りを引き起こす可能性があり、特に矯正治療後に親知らずが生えてくる場合は注意が必要です。
親知らずが他の歯を圧迫することで、歯並びが崩れてしまうことがあります。

そのため、矯正治療前に親知らずを抜歯することや、矯正治療後にリテーナーを正しく使用することが重要です。

詳細:
  • 親知らずの影響:

    親知らずが生えてくる際、その周囲の歯列に圧力がかかり、特に隣接する奥歯に影響を与えることがあります。矯正治療後、歯列が完全に安定していない時期にこの圧力が続くと、歯並びが崩れ、後戻りを引き起こしてしまうことがあります。

  • 矯正治療前後の親知らず:

    矯正治療前に親知らずを抜歯しておくことで、矯正後の後戻りのリスクを軽減することが可能です。また、矯正治療後に親知らずが生えてくる場合は、その影響を考慮し、必要に応じて抜歯やリテーナーの調整を行う必要があります。

  • リテーナーの重要性:

    矯正治療後、歯の安定化にはリテーナー(保定装置)の装着が不可欠です。リテーナーを正しく使用することで、歯の移動を抑え、後戻りを防ぐことができます。

  • 後戻りの原因:

    後戻りの原因は様々ですが、親知らずの影響以外にも、リテーナーの不適切な使用、口腔習癖、不適切な矯正治療などがあります。

  • 親知らずと後戻りの関係:

    親知らずと矯正後の後戻りは関係がある、または関係がないという意見があります。一部の意見では、親知らずが生えてくることで矯正後の歯並びが崩れる可能性があるとされていますが、親知らずの萌出とは関係ないともされています。

まとめ:

矯正治療後の後戻りを防ぐためには、矯正治療前に親知らずを抜歯することを検討したり、矯正治療後もリテーナーを正しく使用することが重要です。また、口腔習癖や不適切な矯正治療なども後戻りの原因になるため、注意が必要です。矯正歯科医と相談し、個々の状況に合わせた適切な対策を講じることが大切です。

大阪市北区曽根崎新1-4-20桜橋IMビル4F

かわさと歯科・矯正歯科

日本歯周病学会専門医・指導医

日本顎咬合学会指導医

日本歯科審美学会認定医

日本臨床歯科学会(SJCD)認定医

臨床歯周病学会認定医・歯周インプランント認定医

院長 川里 邦夫

 

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