インプラントのメリット⑥
2024年3月24日
第五章
失敗が少なく長期に安定したインプラントとは?
現在、日本でも、40数社がインプラントを販売しています。
海外からの輸入されたものもあれば、日本国内で製造販売されているものもあります。
残念なことにインプラントを導入している歯科医でさえも、自分が使っているインプラントの特性を十分に理解していない先生もいます。
今世界中で使われているインプラントは材質的に2つに分けられます。
- チタン製のインプラント
- チタンの表面にハイドロキシアパタイト(HA)がコーティングされたインプラント
どう違うのかというと、
①は金属であるチタンのみで作られたもの。
②はチタンの心棒に「HA」がコーティングしてあるものです。
もし、あなたが自分の失った歯に対してインプラントを考えているなら、あなたが通院している、
または、これから通院しようとしている歯科医に対してインプラントに関する、次の5つの質問をしてみてください。
- その医院で使っているインプラントの材質はチタンせいなのか?HAコーティング・インプラントなのか?
- 昨年のインプラントの実績は?(実際に何本のインプラントを患者さんにいれたのか?)
- 上顎の奥歯で骨の厚みが5mmくらいしかない場合でもインプラントを埋入したことがあるのか?
- 骨幅が3mmくらいしかない骨幅が狭い骨の場合でも、インプラントを埋入したことがあるのか?
- 実際にインプラント治療を受けた患者さんがいれば、それらの患者さんの声(感想・アンケート)があるのか?
これで、その歯科医のインプラントの技量がだいたいわかります。
これらの質問は、診査、診断を受ける前の相談の段階で、電話でも問い合わせることが可能だと思います。
これらの質問に対する答えが十分であると判断すれば、
その先生の診査、診断を受け、治療計画、治療見積書を作ってもらえばいいでしょう。
それでも、あなたは、インプラントが本当に大丈夫なのかと疑いたくなるかもしれません。
もし、最大の障害があるとすれば、それはあなたの真剣さです。
あなたが真剣なら、良心的な歯科医の先生は真剣に応えるはずです。
安心して、相談できる歯科医を見つけて、不自由な入れ歯からインプラントに変えることで、
あなたのこれからの人生が楽しく豊かなものになることを心から願っています。
よくある悩みを一発解決!!!
Q インプラント治療は誰でも受けることができますか?
A 顎の骨が完成する20歳前後から可能です。年齢の上限はありません。
当院では、昨年88 歳の患者さんにインプラント治療を行いました。
しかし、全身疾患のある、心臓病や糖尿病の患者さんや、妊娠中の方は制限される場合もあります。
Q どのような状態だと、治療できませんか?
A インプラントは、体調に問題がなければ、若い人から高齢の方まで治療は可能です。
顎の骨が少ない方は、骨を増やすなどの特別な方法でインプラントをすることもできますで、ご相談ください。
Q 治療期間はどのくらいになりますか?
A インプラント治療は保険のきかない保険外治療です。
治療費は、手術料とインプラント材料費、インプラントに装着する歯の費用の合計です。
また、入れるインプラントの本数や治療内容によっても異なります。詳しくは先生の説明を受けてください。
Q インプラントとはどのくらい持ちますか?
A インプラント自体を材質的に考えると、半永久的なものです。
当院ではすでに15 年以上使用されている方もおられますが、大切なのはお口のお手入れと定期検診です。
お口の衛生状態が悪いと、天然歯と同様に寿命が短くなる場合もあります。
正しいブラッシングを行い、お口の中を清潔に保つように、心がけてください。
Q 手術時、手術後に痛みはありますか?入院は必要ですか?
A インプラントを顎の骨に植える手術は、歯を抜くと同じ麻酔で行います。
もちろん麻酔が効いているので、痛くありません。
手術後2~3日は多少腫れることもありますが、通常はすぐに治ります。入院の必要はありません。
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