セラミックは老後まで使える?寿命とメンテナンスの重要性
2026年1月8日

セラミック治療を検討する際、多くの方が気にされるのが「老後まで使えるのか」という点です。
審美性と機能性を兼ね備えたセラミックですが、その寿命やメンテナンス方法について正しく理解しておくことが大切です。
本記事では、セラミックの寿命や長持ちさせるためのポイント、そして老後まで安心して使い続けるための知識を詳しく解説します。
目次
セラミックの平均寿命はどれくらい?
セラミック歯の寿命は、適切なメンテナンスを行うことで**10〜15年**程度が平均的とされています。
しっかりとケアを続ければ、20年以上使用できることも珍しくありません。
一方、保険適用の銀歯は5〜7年程度、コンポジットレジンは2〜5年程度が寿命とされており、セラミックは他の素材と比較して長持ちする傾向にあります。
セラミックの種類別の寿命
セラミックにはいくつかの種類があり、それぞれ寿命が異なります。
オールセラミックは8〜10年程度、e-maxは10〜15年程度、ジルコニアは15〜20年程度が目安です。
ジルコニアは「人工ダイヤモンド」とも呼ばれるほど強度が高く、耐久性に優れています。
一方、オールセラミックは審美性が非常に高いものの、強度ではジルコニアに劣ります。
治療する部位や予算、求める機能によって、最適な素材を選ぶことが重要です。
銀歯との比較で見えるセラミックの優位性
銀歯は経年劣化により、歯と被せ物の間に隙間ができやすい素材です。
その結果、虫歯が再発しやすく、治療を繰り返すことで歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
セラミックは密着度が高く、虫歯の再発リスクが低いというメリットがあります。また、金属アレルギーの心配もなく、身体にやさしい素材です。
長期的に見れば、セラミックは治療回数を減らし、歯の健康を守る選択肢といえるでしょう。
セラミックの寿命を縮める主な原因
セラミックは優れた素材ですが、いくつかの要因によって寿命が短くなることがあります。
適切なケアを怠ると、平均寿命よりも早く交換が必要になる場合もあるため、注意が必要です。
虫歯や歯周病の再発

セラミック自体は虫歯になりませんが、土台となる天然歯が虫歯や歯周病になることがあります。
不十分な歯磨きやメンテナンス不足により、セラミックと歯の境目に汚れが溜まると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
特にセラミックの下が虫歯になると、患者さま自身では気づきにくく、発見が遅れることもあります。
再治療が必要になれば、セラミックを取り外して新しく作り直さなければなりません。
歯ぎしりや食いしばりの影響
歯ぎしりや食いしばりは、体重の2〜5倍に相当する力がかかるといわれています。
セラミックは強度が高い素材ですが、陶器のような性質を持つため、繰り返しの強い力には弱い面があります。
就寝中など無意識に行われるため、自覚症状がないことも多く、気づかないうちにセラミックが欠けたり割れたりすることがあります。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、ナイトガードの使用が効果的です。
噛み合わせの変化
噛み合わせは、加齢や歯周病の進行によって徐々に変化していきます。
治療直後は問題がなくても、時間の経過とともにズレが生じることがあります。
悪い噛み合わせのまま放置すると、セラミック部分に過度な負荷がかかり、破損の原因になります。
また、噛み合わせの不調は顎関節症を引き起こし、肩こりや頭痛など全身に悪影響を及ぼすこともあります。
定期的な検診で噛み合わせをチェックし、必要に応じて調整することが大切です。
セラミックを老後まで長持ちさせる方法

セラミックを老後まで使い続けるためには、日々のケアと定期的なメンテナンスが欠かせません。
ここでは、セラミックを長持ちさせるための具体的な方法をご紹介します。
毎日の丁寧なセルフケア
セラミックの表面は滑らかで汚れが付きにくい素材ですが、ケアを怠ると虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯ブラシを使った丁寧なブラッシングはもちろん、フロスや歯間ブラシを活用して、歯と歯の間の汚れもしっかり取り除きましょう。
特に、セラミックと天然歯の境目は歯垢が溜まりやすいため、注意深く磨くことが重要です。
ただし、硬すぎる歯ブラシでゴシゴシ磨くと、セラミックの表面に傷がつく可能性があるため、やわらかめの歯ブラシを使用することをおすすめします。
定期的な歯科医院でのメンテナンス
セルフケアだけでは落としきれない汚れや歯石を除去するため、定期的なメンテナンスが必要です。
3ヶ月〜半年に1回を目安に、歯科医院でクリーニングを受けましょう。
メンテナンスでは、セラミックの状態確認、虫歯や歯周病のチェック、噛み合わせの調整などを行います。
早期に問題を発見できれば、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。
ナイトガードの活用
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、就寝時にナイトガードを装着することをおすすめします。
ナイトガードは、歯やセラミックにかかる過度な力を分散し、破損を防ぐ役割を果たします。
市販のものもありますが、歯科医院で自分に合ったナイトガードを作製することで、より高い効果が期待できます。
精度の高いセラミックを選ぶ
セラミックの品質は、歯科医師と歯科技工士の技術によって大きく左右されます。
精度の高いセラミックは、天然歯とぴったり合うため、虫歯の再発リスクが低く、長持ちしやすくなります。
かわさと歯科・矯正歯科では、マイクロスコープを活用したミクロン単位での精密な処置を行い、世界的に評価されている歯科技工士と連携することで、高品質なセラミックを提供しています。
治療前にはワックスアップや仮歯を用いて、完成形を丁寧にすり合わせることで、患者さま一人ひとりに合った自然な口元を実現しています。
セラミック治療後に起こりうるトラブル

セラミックは優れた素材ですが、使用状況によってはトラブルが発生することもあります。
ここでは、セラミックで起こりうる主なトラブルについて解説します。
セラミックの破損
施術から10〜15年ほど経つと、セラミックが割れたり欠けたりすることがあります。
歯ぎしりや噛み締め、硬い食べ物を頻繁に食べることなどが原因です。
セラミックが劣化してきたところに強い力が加わることで、破損のリスクが高まります。
破損したセラミックは再利用できないため、新しく作り直す必要があります。
虫歯や歯周病の再発
セラミック自体は虫歯になりませんが、メンテナンスを怠ると、セラミックと歯の間や歯茎の境目に汚れが溜まり、虫歯や歯周病を発症することがあります。
特にセラミックの下が虫歯になると、患者さま自身では気づきにくく、発見が遅れることもあります。
治療を繰り返すと歯の寿命を縮めることにつながるため、予防が重要です。
噛み合わせの不調
噛み合わせが合っていないと、セラミックが割れたり欠けたりする可能性があります。
また、悪い噛み合わせは顎関節に負担をかけ、顎関節症を引き起こすこともあります。
口が開きにくい、噛むと痛みを感じるといった症状が現れた場合は、早めに歯科医院を受診しましょう。
かわさと歯科・矯正歯科のセラミック治療
かわさと歯科・矯正歯科では、見た目の美しさだけでなく、「しっかり噛めること」「長期的に安定すること」を重視した機能的な審美歯科治療を提供しています。
前歯部の審美治療において数多くの症例を重ねてきた実績があり、テトラサイクリン歯の変色、前歯の隙間、歯の形や色の不調和、歯肉ラインの乱れなど、多様なお悩みに対応しています。
噛み合わせを重視した包括的治療
当院が大切にしているのは、見た目が整っているだけでなく、正しく噛める歯であることです。
噛み合わせのバランスが崩れたまま審美治療を行うと、違和感やセラミックの破損、顎や身体への負担といったトラブルにつながる可能性があります。
そのため、セラミック治療やラミネートベニア、矯正治療を行う際にも、必ず噛み合わせを含めた診査・診断を行い、口腔内全体を一つの単位として治療計画を立案します。
精密さを支える設備と技工士連携

マイクロスコープを活用し、ミクロン単位での精密な処置を行うことで、被せ物と歯との隙間を最小限に抑え、長期的な美しさと安定性を追求しています。
また、世界的に評価されている歯科技工士と連携し、色調・透明感・形態にまでこだわったセラミックを製作しています。
歯科医師と歯科技工士が密に情報を共有することで、患者さま一人ひとりに合った自然な口元を実現しています。
治療前の丁寧なすり合わせ
治療前には、完成形を共有するためのワックスアップや仮歯(プロビジョナル)を用い、「どんな口元を目指すのか」を丁寧にすり合わせていきます。
「他院で治療したが仕上がりに納得できなかった」「より自然で上質な前歯にしたい」といったご相談も多くお受けしています。
治療を無理に勧めることはありませんので、まずはお気軽にご相談ください。
まとめ
セラミックは、適切なメンテナンスを行うことで10〜15年、場合によっては20年以上使用できる優れた素材です。
老後まで安心して使い続けるためには、毎日の丁寧なセルフケアと定期的な歯科医院でのメンテナンスが欠かせません。
虫歯や歯周病の予防、歯ぎしり・食いしばり対策、噛み合わせのチェックなど、日々の積み重ねがセラミックの寿命を大きく左右します。
かわさと歯科・矯正歯科では、見た目の美しさだけでなく、しっかり噛めて長期的に安定する機能的な審美歯科治療を提供しています。
前歯部の審美治療において豊富な実績を持ち、マイクロスコープを活用した精密な処置と世界的に評価されている歯科技工士との連携により、高品質なセラミックを製作しています。
セラミック治療をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。専門的な視点から、最適な選択肢をご提案いたします。
かわさと歯科・矯正歯科で、老後まで安心して使える美しい歯を手に入れませんか?
著者情報
かわさと歯科・矯正歯科 院長 川里 邦夫

資格・所属学会・団体
日本歯周病学会専門医・指導医
顎咬合学会認定医・指導医
SJCD(日本臨床歯科学会)認定医
歯科審美学会認定医
矯正歯科学会
口腔インプラント学会専門医・指導医
補綴歯科学会
臨床歯周病学会認定医・歯周インプラント認定医
接着歯学会
OJ正会員・フェローシップメンバー
AO(アメリカインプラント学会)
AAP(アメリカ歯周病学会)
