口腔細菌検出装置 オルコア
2024年9月22日
口腔細菌検出装置 オルコア
歯周病菌の主なP.g.菌のDNA検査が45分の短時間で、
しかもチェアーサイドでできます。
検査方法は簡単で、歯間ブラシでプラークを取るだけ!
専用の検査キットは特殊な技術が要らない簡単操作。
歯間ブラシでプラークを採ったら、専用液につけてフタ塗りつけて締めるだけ。
採得時に痛みはなく、どんな方にも安心して薦められます。
通常の歯周病菌の遺伝子検査は、外部の検査機関に出しますが、
高額かつ検査結果が出るまでに1週間以上かかりますが、オルコアなら45分後に分かります。
また、検査結果をビジュアルでみて頂けます。オルコアの検査結果はWeb上で管理します。
PCR検査 オルコア
PCRとは、Polymerase Chain Reactionの略で、目的の遺伝子が検体中に含まれているかどうかを確認することが可能です。
最近ではではコロナ検査にもPCR検査が使われており、一般の方でも広く名前が知られるようになりました。
感度が高いことが特徴で、調べたい菌が検体中に少しでもいれば検出できます。
従来の歯周検査項目といえば、出血(BOP)、歯周ポケット(PPD)動揺度、PCR(プラークコントロールレコード)ですが、
この項目は一般の方には馴染みがなく、なかなか理解することができません。
たとえ、PPDが8mmあります、といってもどれくらい歯周病が進行しているのかイメージが湧かないと思います。
しかし、あなたのお口の中に悪い菌がいます、と言えば、どんな人でも自分の口が気になるでしょうし、
菌を減らしたいと思うはずです。
PCR検査は、菌がどれくらい口の中にいるかがわかるので、歯周病に詳しくない人にも治療の必要性を理解しやすいです。
ただ、大半の歯科医院ではPCR検査を利用していません。
それは、
・検体を採取して外部機関に送る必要がある
・検査費用が1万円以上と高額
・検査結果がわかるまでに1週間以上かかる
といった問題があるからです。
口腔細菌検出装置オルコアは、これらのデメリットを解消し、手軽にPCR検査を行えます。
口腔細菌検出装置オルコアは、歯周病菌の親玉であるポリフィロモナス・ジンジバリス(通称P.g.菌)を測定できます。
専用のキットを使うことで、誰でも簡単に、かつ高精度で測定することができます。
P.g.菌の数の目安が装置に表示されると同時に、P.g.菌が検出された場合はLEDが赤色に光るためインパクトも大きいです。
実際のP.g.菌検査の活用として、
・患者さんのモチベーションが向上する
・初診時に現状をお伝えできる
・歯周病のリスク判定に使える
・難治性の歯周病の診断に使える
・認知症に関連している
・歯周病の症状はないが高い数値が出た場合にメインテナンスのモチベーションが上がる
・初診時に高い数値が出た場合、治療に対する意欲が増す
・目に見えないものなので、見える化できる
大阪市北区曽根崎新1-4-20桜橋IMビル4F
かわさと歯科・矯正歯科
日本歯周病学会専門医・指導医
院長 川里 邦夫