奥歯2本のインプラント費用はいくら?総額の内訳とケース別の違いを解説
2026年4月7日

奥歯を2本失ってしまった場合、インプラント治療を検討される方は多いです。
しかし、気になるのは費用のこと。
「一体いくらかかるのだろう?」
そんな不安を抱えている方も少なくありません。奥歯2本のインプラント治療にかかる費用の相場は、一般的に80万円~100万円程度です。ただし、お口の状態や治療内容によって費用は大きく変動します。この記事では、奥歯2本のインプラント費用の詳細な内訳と、ケース別の違いについて分かりやすく解説します。
目次
奥歯2本のインプラント費用の相場と内訳
奥歯2本のインプラント治療を受ける場合、総額で80万円~100万円程度が一般的な相場です。
この費用には、検査・診断から手術、人工歯の装着まで、治療に必要な一連の工程が含まれます。
インプラント治療は自由診療のため、歯科医院によって料金設定が異なります。そのため、事前に総額でいくらになるかを確認することが大切です。費用の内訳を理解しておくことで、見積もりの内容を正しく把握できるようになります。
検査・診断料の詳細
インプラント治療を始める前には、必ず精密な検査が必要です。
検査・診断料は、一般的に1万5000円~5万円程度かかります。この費用には、CT撮影やレントゲン撮影、口腔内検査などが含まれます。CT撮影によって、顎の骨の厚みや神経の位置を立体的に把握し、安全な治療計画を立てることができます。
当院では、3Dコンピューターインプラントシステムを導入しており、CT画像をもとにシミュレーションソフトで埋入位置・方向・深さを事前に検証します。これにより、手術中のトラブルを回避し、安全かつ正確な治療が可能になります。
インプラント本体とアバットメントの費用
インプラント本体は、顎の骨に埋め込む人工歯根のことです。
1本あたり10万円~20万円程度が相場となっています。インプラント本体の費用は、使用するメーカーや素材によって異なります。当院では、世界シェア1位のストローマン社をはじめ、ノーベルバイオケア社、カムログ社など、実績と信頼性の高いメーカーを採用しています。
アバットメントは、インプラント本体と人工歯をつなぐ部品で、1本あたり3万円~5万円程度です。歯科医院によっては、インプラント本体の費用にアバットメントが含まれている場合もあるため、見積もり時に確認が必要です。

上部構造(人工歯)の費用と素材の違い
上部構造とは、実際に見える部分の人工歯のことです。
1本あたり5万円~20万円程度が相場ですが、素材によって費用が大きく変わります。主な素材には、ハイブリッドセラミック、メタルボンド、オールセラミック(ジルコニアセラミック)があります。
ハイブリッドセラミックは、セラミックとプラスチックを組み合わせた素材で、費用は5万円~8万円程度です。比較的安価ですが、経年で変色や劣化が起こる可能性があります。メタルボンドは、金属の土台の上にセラミックを焼き付けたもので、費用は7万円~15万円程度です。
オールセラミック(ジルコニアセラミック)は、最も強度が高く審美性にも優れた素材で、費用は10万円~16万円程度です。当院では、ジルコニア(人工ダイヤモンド)を用いたオールセラミックを採用しており、透明感やツヤ感があり、天然歯に近い仕上がりになります。
手術費用とメンテナンス費用
インプラント埋入手術の費用は、1本あたり15万円~35万円程度が相場です。
手術費用には、麻酔代や手術室の使用料、術後の消毒・検診代などが含まれます。当院では、専用のオペ室を完備し、完全な滅菌操作のもとで感染を予防したオペを行っています。
治療後のメンテナンス費用は、定期検診で通常2000円程度、レントゲン撮影時にはプラス1000円程度かかります。インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。当院では、日本歯周病学会専門医・指導医と臨床歯周病学会認定歯科衛生士によるインプラント周囲炎対策を行っています。

梅田でインプラント費用相場はいくら?総額内訳と支払い方法・注意点も解説
梅田エリアでインプラントの費用はどれくらいかかるのか?総額の内訳や支払い方法、事前に知っておきたい注意点についてわかりやすく解説します。
骨造成が必要なケースの追加費用
顎の骨が少ない、または薄い場合には、骨造成治療が必要になることがあります。
骨造成とは、インプラントを埋入するための骨を人工的に増やす治療法です。この治療が必要な場合、追加で5万円~30万円程度の費用がかかります。骨造成は非常に高い技術を要するため、どこの歯科医院でも簡単にできるわけではありません。
GBR法の費用と適応ケース
GBR法は、主に下顎に対して行う骨造成術です。
骨を増やしたい部位に人工骨や骨補填材を入れ、メンブレンという膜で覆います。この膜が細菌の侵入を防ぎ、骨の再生を促します。GBR法の費用は、5万円~15万円程度が相場です。
当院では、GBR法を含む骨造成治療に対応しており、他院で断られた難症例でも治療が可能です。骨が少ない・薄い方でも、骨造成治療を行うことでインプラントを埋入できるようになります。
サイナスリフトとソケットリフトの違い
サイナスリフトとソケットリフトは、どちらも上顎の骨を増やす治療法です。
ソケットリフトは、上顎の骨の厚みが6mm以上で、尚且つ足りない場合に行う術式です。骨補填材を入れるスペースを確保し、そこに骨補填材を入れて骨を創ります。費用は5万円~10万円程度が相場です。
サイナスリフトは、上顎の骨の厚みが5mm以下で、尚且つ足りない場合に行う術式です。ソケットリフトよりも大掛かりな手術となるため、費用は15万円~30万円程度と高額になります。当院では、患者さんの骨の状態に応じて、最適な骨造成治療を提案しています。

奥歯2本のインプラント費用を抑える方法
インプラント治療は高額な費用がかかりますが、負担を軽減する方法があります。
医療費控除やデンタルローンを活用することで、実質的な負担を抑えることが可能です。また、治療方法の選択によっても費用を抑えられる場合があります。ここでは、費用を抑えるための具体的な方法を解説します。
医療費控除で還付を受ける方法
インプラント治療は、医療費控除の対象となります。
医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までの間に10万円以上の医療費を支払った場合、一定金額の所得控除を受けることができる制度です。年収400万円の方で、約4万円~6万円の還付が受けられる可能性があります。
医療費控除を受けるためには、確定申告で税務署へ申請する必要があります。2017年分の確定申告から、領収書の提出が不要となり、代わりに「医療費控除の明細書」を提出する流れに変更されました。ただし、医療費の領収書は自宅で5年間保存する必要があります。
生計をともにする家族の分もまとめて申告できるため、家族全体の医療費を合算することで控除額を増やすことができます。申告は5年前までさかのぼることも可能ですので、申告し忘れた場合でも諦めずに翌年以降に申告しましょう。
デンタルローンと分割払いの活用
インプラント治療は、クレジットカードやデンタルローンなどの分割払いが可能です。
デンタルローンを利用すれば、一度に大きな金額を支払う必要がなく、月々の負担を抑えることができます。当院では、120回の分割払いにした場合、およそ月額2万7300円(税込)で治療を受けることが可能です。
分割払いの場合でも、医療費控除の対象となります。ただし、ローン契約が成立した年の医療費控除の対象となるため、実際に支払った金額ではなく、ローン契約した年の治療費全額が控除対象となります。
インプラントブリッジで本数を減らす選択肢
連続する歯を複数本失った場合、インプラントブリッジという方法があります。
これは、両端にインプラントを埋入し、その間の歯はダミー(ポンティック)で補う方法です。すべての歯にインプラントを埋入するよりも、埋入本数を減らせるため、費用を抑えることができます。
ただし、インプラントブリッジが適応できるかどうかは、お口の状態によって異なります。当院では、患者さんの骨の状態や噛み合わせを詳しく検査し、最適な治療方法を提案しています。

かわさと歯科・矯正歯科のインプラント治療の特徴
当院では、ICOI国際インプラント学会認定医・指導医である院長の川里邦夫と、日本口腔外科学会専門医・指導医の堀内克啓が治療を担当しています。
インプラント歴30年以上、通算3000本以上の豊富な実績を持ち、難症例にも対応可能です。
当院の最大の特徴は、「切らない・縫わない・腫れない」フラップレス(無切開)治療を提供していることです。一般的なインプラント治療では歯肉を切開して縫合する必要がありますが、当院では小さい穴を開けてインプラントを埋入するため、処置時間は約10分程度で済み、痛みや腫れも最小限に抑えられます。
フラップレス治療で痛みと腫れを最小限に
フラップレス治療は、歯肉に小さい穴を開けてインプラントを埋入する方法です。
一般的な方法と比べて、切開不要、縫合不要、痛み少ない、腫れ少ない、処置時間約10分という多くのメリットがあります。患者さんにとって負担の少ないインプラント治療と言えます。
当院では、CT撮影やシミュレーションソフトを活用し、事前に埋入位置・方向・深さを緻密に検証します。これにより、フラップレス治療でも安全かつ正確なインプラント手術が可能になります。
静脈鎮静法で歯科恐怖症の方も安心
歯科治療に対して恐怖心を抱いていたり、痛みを感じやすい方には、静脈鎮静法を行います。
静脈鎮静法は、鎮静剤を点滴し、半分眠ったような状態で治療を受けられるため、痛みや恐怖心を感じることなく手術を終えられます。全身麻酔に近い麻酔法ですが、全身麻酔と比べて身体への負担は少なく、副作用や後遺症などもないので、安心してお受けいただけます。
実際に治療を受けられた患者さんからは「寝て起きたら治療が終わっていた」「ストレスフリーに治療を受けられた」など喜びの声が届いています。当院の静脈内鎮静法は、日本歯科麻酔学会認定医と共に治療を行います。
3Dコンピューターインプラントシステムによる正確な手術
当院では、3Dコンピューターインプラントシステムを実施して人為的なミスを排除しています。
CT、およびシミュレーションソフト・ガイドを活用することで、「データ」に基づいた手術が可能になり、安全性・正確性の向上につながります。CTを活用することで、骨の状態や神経の位置などを立体的に把握でき、正確な診査・診断が行えます。
シミュレーションソフトでは、事前に撮影したCT画像をもとに、神経や血管の位置を確認しながら、インプラントを埋入する位置、方向、深さなどを画像上で緻密に検証します。こうすることで、手術中に起こるトラブルを回避させ、安全かつ正確なインプラント治療が可能になります。
ガイドは、CT検査やシミュレーションデータをもとに、インプラントを埋入する位置・長さ・角度などを反映させたマウスピース型の装置です。これを手術の際にお口にはめ、穴にそってインプラントを埋入すれば、シミュレーション通りのオペが可能になります。

インプラント周囲炎を防ぐアフターケアの重要性
インプラント治療後は、「インプラント周囲炎」と呼ばれる歯周病に似た症状が起こるリスクがあります。
「インプラントは人工歯だから虫歯や歯周病にならない」と思われている方もいらっしゃいますが、実際はそうではありません。インプラント周囲炎は、インプラントの周囲の歯肉や骨に炎症が起こる病気で、放置すると最悪の場合、インプラントが脱落してしまうこともあります。
定期検診とメンテナンスの内容
インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
定期検診の費用は、通常2000円程度、レントゲン撮影時にはプラス1000円程度かかります。定期検診では、インプラントやご自身の天然歯を守るため、とても重要な役割を果たします。
当院の院長は日本歯周病学会認定医・専門医・指導医の資格を持ち、歯科衛生士の鈴木朋湖は臨床歯周病学会認定歯科衛生士という上位資格を保有しているため、治療後のインプラント周囲炎への対応も万全です。万全のサポート体制がありますので、ご安心ください。
自宅でのセルフケアのポイント
インプラントの歯ブラシは、基本的には天然歯と同じです。
ただし、歯間ブラシを使ってください。歯間ブラシで丁寧にみがかないと、歯垢(プラーク)はなかなか取り除けません。具体的なやり方は上部構造をつけたときに歯科衛生士が分かりやすくご説明いたします。
また、タバコは傷口の治りを遅らせるため、術後3日くらいは控えめにされたほうがいいです。インプラント治療後も、禁煙または減煙することで、インプラント周囲炎のリスクを減らすことができます。

まとめ
奥歯2本のインプラント治療にかかる費用の相場は、80万円~100万円程度です。
費用の内訳には、検査・診断料、インプラント本体、アバットメント、上部構造、手術費用、メンテナンス費用が含まれます。顎の骨が少ない・薄い場合には、骨造成治療が必要となり、追加で5万円~30万円程度の費用がかかります。
医療費控除やデンタルローンを活用することで、実質的な負担を抑えることが可能です。年収400万円の方で、約4万円~6万円の還付が受けられる可能性があります。また、インプラントブリッジを選択することで、埋入本数を減らし、費用を抑えることもできます。
当院では、ICOI国際インプラント学会認定医・指導医である院長の川里邦夫と、日本口腔外科学会専門医・指導医の堀内克啓が治療を担当しています。インプラント歴30年以上、通算3000本以上の豊富な実績を持ち、難症例にも対応可能です。
「切らない・縫わない・腫れない」フラップレス治療により、処置時間約10分、痛みと腫れを最小限に抑制します。静脈鎮静法により歯科恐怖症や痛みに敏感な患者も安心して治療可能です。3Dコンピューターインプラントシステム(CT・シミュレーション・ガイド)による正確で安全な手術を行っています。
インプラント治療をご検討の方は、ぜひ一度ご相談ください。
大阪駅から徒歩5分、北新地駅から徒歩1分、西梅田駅から徒歩2分の好立地にあり、土曜18時まで診療しています。セカンドオピニオンも受け付けています。詳細はこちらからご確認ください。
インプラント治療について
著者情報
かわさと歯科・矯正歯科 院長 川里 邦夫

資格・所属学会・団体
日本歯周病学会専門医・指導医
顎咬合学会認定医・指導医
SJCD(日本臨床歯科学会)認定医
歯科審美学会認定医
矯正歯科学会
口腔インプラント学会専門医・指導医
補綴歯科学会
臨床歯周病学会認定医・歯周インプラント認定医
接着歯学会
OJ正会員・フェローシップメンバー
AO(アメリカインプラント学会)
AAP(アメリカ歯周病学会)
