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白く美しい歯で笑顔に自信を取り戻しませんか?
前歯の美しさはとくに大切です
奥歯も機能性と美しさを回復しましょう
Treatment白く美しい歯で笑顔に自信を取り戻しませんか?
梅田・北新地の歯医者「かわさと歯科・矯正歯科」は、歯や歯ぐき、お口全体の機能回復と健康とともに、自然に見える美しさにも重点を置いています。前歯の形が悪かったり、色が悪かったりすると、美意識が高い方はとくにコンプレックスを抱きがちです。そのために笑顔をためらっていては、さまざまな場面で消極的な選択をしなければならないかもしれません。人生を謳歌するためにも口元をきれいにしませんか? お気軽にご相談ください。
かわさと歯科・矯正歯科の審美処置
『より白く美しく、そしてよく噛める、幸運をよぶ歯へ』
笑顔は人を幸せにします。その笑顔を引き立てるのは美しい口元です。すぐに思い浮かぶのは白く輝く歯ではないでしょうか? 当院では、歯が欠けていたり、形が悪かったり、虫歯にかかっていたり、まわりの歯とのバランスが悪かったりする歯を、白く美しい素材を使った人工歯で整える補綴(ほてつ)治療に対応します。
歯科で行う処置ですので、白いだけで機能しない歯では意味がありません。しっかり噛める機能回復を大切に、お口全体のバランスも考え、できるだけ長もちするような“歯”をつくります。当院は平成5年から大阪・京橋で美しさと機能性の両立をはかる『機能審美』処置を開始し、さらに梅田に移転した平成19年からもずっと続けています。そして治療後の患者さんの笑顔を、「心の栄養」として日々、診療をしています。
機能審美とは?
「よく噛めるうえ見た目も美しい」という、ごく当たり前の歯科治療のことです。ただ噛めるだけでも、ただ美しいだけでも意味がありません。どちらも両立させなければ、さまざまな治療や処置を行っても患者さんにご満足いただけないでしょう。
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見た目は気にしないけれど、
とにかく噛めるようにしてほしい方へ「見た目はいいから、噛めるようにしてほしい……」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。しかし実際にはそれは難しいのです。確かに見た目を大きく左右するのは歯の自然な白さかもしれません。しかし、よく噛めるようにつくるには、まわりの歯になじむ形やバランスが大切です。そのため噛めるようにつくると、見た目もよくなるのです。
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見た目がいいとは?
自然に見えて美しいことです。本来、歯科での治療では、いつでも機能面と美しさの両方の回復をはかることが大切です。しかし保険診療においては治療方法や素材が限定されていて、「噛める」にとどまることが多く、「よく噛める」「自然で美しい」という領域にまで到達することは難しいのが現状です。虫歯や歯周病の治療、そして入れ歯やインプラントなどを使った治療においても、いつでも、1本の歯を機能回復とともに、口腔内全体の改善のための治療を行うことが、ひいては見た目も美しい治療につながるのです。
よく噛めるとは?
歯は1本1本異なる形をしています。上下の歯で噛み合って、前歯は食べ物を噛み切り、その奥の小臼歯で細かく砕き、さらに奥の大臼歯ですりつぶすのが咀嚼においてのそれぞれの役割です。その際には、上下の歯が面で接触するほうが「噛める」ように思うかもしれませんが、実際には、それではすりつぶした食べ物が通るすき間がありませんので、数点が接触していることが大切です。とくに奥歯(臼歯)のうち、前歯から数えて6番目にある第1大臼歯は上下の歯が7~8点で接触するとよく噛めます。しかし保険適用の銀歯はほとんどの場合、噛む接触点は2~3点ほどです。これでは「よく噛める」とはいえず、見た目も不自然で美しくありません。
審美処理成功の秘訣
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1.歯科全般の広い知識
「詰め物やかぶせ物を装着する」「歯を白くする」だけで終わりではなく、長もちさせるためのメンテナンスが欠かせません。そして、ずっと使えるようにするには、人工歯、噛み合わせ、歯周病、矯正などさまざまな分野の知識と経験が必要です。
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2.新しい情報・技術の習得
歯科医療はかなりのスピードで進化しています。優れた新しい技術の習得のためには、講習会、学会などに積極的に出席し、発表しなければなりません。とくに日本より数年進歩している海外の知識や技術などを常に吸収しようという意欲が必要です。
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3.審美処置の豊富な実績
私は、1990年以来、自然な美しさと機能回復の両立をはかる審美処置を行い、その数は月間40~60人ほどです。単なる美容目的ではありません。歯科診療の一環としての自信と信頼を持って治療にあたっております。
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4.充実の設備
医療機関には感染防止対策が必要で、さらに精密な治療のためのさまざまな設備を整えています。手術用空気清浄ユニット(クリーンエリアプラス)や天井埋め込み型のオペ用ライト(ルミナンスライト)を設置し、手洗いは自動水洗です。診療中にリラックスできるようにやわらかいチェアーで施術します。また、セラミック自動切削器具(セレック3D)を完備し、即日のセラミック修復が可能です。オフィスホワイトニングは「ビヨンド」を使用します。
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5.徹底した衛生管理
院内感染予防のため、確実に滅菌した器具を使います。小型高圧蒸気滅菌器のヨーロッパ基準(prEN 13060)でクラスBオートクレーブの「ゲティングHS22(スウェーデン製)」で滅菌処理します。クラスBオートクレーブとは、もっとも厳しい医科の水準をクリアする高機能滅菌器のことです。また、切削器具は、水洗い・滅菌の可能な物(ドイツ シロナ社製)を使用しています。ドクターもアシスタントも滅菌・消毒に配慮して施術を行います。
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6.負担を減らす施術時間
施術は正確に行う必要がありますが、時間をかけすぎるのはよくありません。。なるべくすばやく行うことが大切です。1つ1つの処置を確実に行いながら、手際のよさも求められます。その実現のためには、術前の診査・診断・治療計画が欠かせません。当院では、患者さんへの負担をできるだけ少ない治療法を選択し、施術時間の短縮を心がけます。
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7.歯科衛生士のクリーニングと管理
歯科のすべての診療において成功のカギは、術前術後の歯周組織の管理です。そのために欠かせないのが、歯科衛生士によるプログラムされたクリーニングです。術前の管理で炎症がなければ、痛みは少なく、治療も早くなり、術後の管理もしやすくなります。審美処置に失敗するのは、歯周病や噛み合わせによる負担過重が挙げられますので、メンテナンスとしての定期的な歯のクリーニングと検診が必要です。
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8.インフォームドコンセント
しっかり納得のいくまで十分な説明ができていて、また、その説明に患者さんが本当に納得されていて、ドクターが信頼されたかどうかが重要です。審美処置の技術や知識が豊富なだけでなく、何でも気さくに相談できるドクターが理想です。当院では、インフォームドコンセントを徹底しています。治療技術はもちろん、コミュニケーションがとれていることが高度医療には必要で、技術に加え、安心感、信頼感そして人間性が大事だと考えております。
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9.初診カウンセリング
コミュニケーションがとれていることが、すべての歯科治療には必要です。そして本格的な治療に進む前に、信頼できるドクターかどうかを知るために何度でも話す機会を持つべきです。当院では、カウンセリングルームを設け、診察台ではなく、普通のテーブルでお話します。プライバシーに配慮した個室で、スクリーンの映像なども活用し、丁寧にご説明します。まずスタッフにお悩みや不安、ご要望など何でもお話ください。そして後日、カウンセリングに必要な資料をそろえて、今度はドクターが治療に関してのカウンセリングを行います。ただし、応急処置が必要な際には先行して行います。実際に審美歯科治療をされるかどうかは、カウンセリングを受けられてから決めてください。
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10.ボナファイドデンティストリー
医師としてもっとも大事なことは、『適切で誠実で良心的な治療を患者さんに対して行うこと』
プライスリスト
すべて税込価格です。
オールセラミッククラウンすべて陶材でつくられ、審美的にとても優れています。 | 1歯 132,000円 |
セラモメタルクラウン従来型のセラミックをメタルに焼きつけたものです。 | 1歯 132,000円 |
ポーセレンインレー小さなセラミックの詰め物です。 | 1歯 77,000円 |
ポーセレンアンレー少し大きめのセラミックの詰め物です。 | 1歯 88,000円 |
ラミネートベニアシェル状のセラミックで薄く削った前歯をカバーします。 | 1歯 132,000円 |
※上記技工物をトップセラミスト西村好美がリクエストに応えるまでクリエイトする場合、治療費は5割増になります。
セレック3Dインレー/アンレー | 1歯 55,000円 |
コンピュータによって設計・作製したセラミックの詰め物です。 (即日修復の場合は別途¥11,000) |
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セレック3Dオールセラミッククラウン | 1歯 99,000円 |
コンピュータによって設計・作製したセラミックのオールセラミッククラウンです。 (即日修復の場合は別途¥11,000) |
インプラントチタン製の人工歯根を埋入します。 | 1本 330,000円 |
金属床義歯構造設計にもとづく金属製の入れ歯です。 | 1床 440,000円 ゴールド床 660,000円 |
※上記技工物をトップデンチャリスト奥森健史がクリエイトする場合、治療費は5割増になります。
全顎矯正セラミック装置を使用するので目立ちません。 | 全顎 792,000円 |
オフィスホワイトニング天然歯を削らずに歯科医院で白くします。 | 上下顎1回 15,400円 |
ホームホワイトニングご自分で施術していただくホワイトニングです。 | 上下顎1式 37,400円 |
クリーニングトップハイジニスト鈴木朋湖が担当します。 | 上下顎1回 11,000円 |
- 当院では、一人ひとりのライフスタイルに応じた審美的・医療的な面からの総合的なアドバイス、ケアを心がけております。どうぞお気軽にご相談ください。
- 各種保険取扱
ノンメンタル治療
ノンメタル治療とはメタルフリー治療ともよばれ、金属を使用しない詰め物やかぶせ物で自然な美しさと機能回復をはかる治療です。ニッケル、パラジュウム、銀、スズなどを含む市販のアクセサリーで金属アレルギーを起こした経験はありませんか? 保険診療の虫歯治療で使用する詰め物は、12%の金と銀・パラジュウムの合金です。そのため、金属アレルギーの心配があります。
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体内に蓄積する有害金属が気になりませんか?
現代人は、さまざまな有害物質を体内にため込んでしまっています。その原因の1つが口腔内の金属充填物です。日本ではいわゆる銀歯として健康保険の治療で使われるパラジュウム・水銀などの金属は、すでに、アメリカでは人体への使用が禁止されています。それは重金属の毒素によって免疫機能に悪影響を与え、アトピー性皮膚炎や金属アレルギー、頭痛や「めまい」、不眠や自律神経失調症などさまざまな症状を引き起こす可能性があるからです。さらに発がん性も危惧されています。
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身体にやさしい、
アレルギーフリーの詰め物があります口腔内で成分が溶けて出てくる可能性のある金属は味覚障害や、接触性皮膚炎などの原因にもなります。しかし、金・プラチナの合金などの貴金属は口腔内で溶け出しにくいため身体にやさしく、アレルギーを発症する心配がかなり低い金属です。さらにおすすめなのはセラミックです。メタルフリーなので金属アレルギーは起こりません。
前歯の美しさはとくに大切です
話したり、食べたりするときに目立つのは前歯で、笑顔を引き立てるのも輝くような歯が見える口元です。そのため審美処置では前歯の美しさはとくに大切です。
前歯部の補綴
美しい歯の「オールセラミッククラウン」や「セラモメタルクラウン」とは?
口元は第一印象を左右します。その口元の自然な美しさと機能回復は、保険診療の虫歯治療ではなかなか難しいのが現状で、どうしても「応急処置」的な治療にとどまってしまいます。そこで当院でおすすめするのが『オールセラミッククラウン』や『セラモメタルクラウン』です。自費診療ですので、費用負担は比較的高めですが、笑顔に自信が持てるような口元の自然な美しさと機能が得られます。
保険治療の場合
使用素材が限定されていて、前歯にはレジン(歯科用プラスティック)を使います。1~2年ほどで変色し、強度も低いので再治療のリスクを負います。
自費治療の場合
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セラモメタルクラウン
金属のフレームをつくりセラミックを焼きつけて色調や形を整えるのが「セラモメタルクラウン」です。ブリッジ治療にも使用可能です。セラミック部分は天然歯に似た色調や形にでき、色の変色もなく強度も高めです。まわりの歯のグラデーションに似せることもできます。
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オールセラミッククラウン
セラミック素材のみでつくるのが「オールセラミッククラウン」です。金属を使用しないので金属アレルギーの心配がなく、光を透過するので透明感があり、健康な歯とほとんど見分けがつかないくらい美しく自然な歯に仕上げられます。
歯肉ラインも整えます
美しく自然に見える前歯をつくり装着しても、歯肉のラインがそろっていないと不自然です。口元の美しさが半減し、反対に目立ってしまう可能性もあります。歯肉のラインを整えるための処置として有効なのは、歯を引っ張り上げる矯正治療(エクストリュージョン)です。歯の裏側に矯正装置をつけて、針金と歯をゴムでつないで引っ張りあげます。その際には、見えないように表にはシェルを貼りつけますので、見た目も気になりません。
治療期間は約1ヶ月で、治療費用は引き上げる歯の本数により、27,500円~77,000円(税込)と異なります。
また抜歯をしたときにもその部位の顎の骨が下がり、歯肉のラインも下がりますので、ラインの低下を防ぐために、インプラント予定の歯を抜歯する前に引っ張り上げて骨をつくることも可能です。上の前歯では、多くの場合エクストリュージョンを行います。
※表は左右にスクロールして確認することができます。
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術前 | 補綴物除去 | 矯正治療開始 | 歯肉のラインの調和 |
ラミネートベニア
前歯の表面を、0.3~0.9mm程度薄く削り、そこにシェル状に加工したセラミックの薄い板を貼りつける方法です。薬剤で歯を白くするホワイトニングができない歯や、ホワイトニングよりも歯を白くしたい方、そして歯の形も整えたい方、さらには「すきっ歯」を改善したい方、歯の表面がデコボコしている方におすすめです。
ラミネートベニアは、セラミックの板を強力な接着剤で貼りつけるだけなので、歯の裏側や内部を削る必要もなく痛みもほとんどありません。白い歯ときれいな歯並びを比較的かんたんな処置で手に入れることができます。
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メリット
- 歯の表面を少し削るだけなので、治療部位の虫歯のリスクが低い
- ホワイトニングでは白くできない歯も白くできる
- 歯と歯の間にすき間をなくし、歯の白さと形を整えられる
- 表面を少し削るだけなので基本的に麻酔不要で、痛みの心配もない
- 汚れの付着などによる変色がない
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デメリット
- 健康な歯質を、薄くとはいえ削らなければならない
- 治療後、剥がれることがあった
(現在は、接着の技術が向上により剥がれる可能性はほとんどない) - 接着がうまくできてないと欠けやすい
(術者の技量によって差がでやすい)
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通院回数・期間
施術の部位や本数によって異なりますが、2~4回程度の通院が必要です。1回の施術には1時間程度かかり、期間は1~2ヶ月程です。平均10年程度は使用できます。ラミネートベニアの装着後もお手入れはいつものブラッシングで十分です。
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費用
1歯 132,000円(税込)
ラミネートベニアの手順
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術前 | 形成(歯の表面を削る) | 形成後 |
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ラミネートベニア | 装着 | 術後 |
ラミネートベニア症例
ファイバーコア
歯の中の神経にまで達した重度の虫歯の治療のときには、神経を除去したあと、支台(コア)を立てます。保険診療においては金属製のコア(メタルコア)を使いますが、自費診療のファイバーコアを選択することも可能です。
Fibrekor Post システム ~メタルコアとファイバーコアの違い~
コアは、歯の中の汚染された神経を除去する「根管(こんかん)治療」を行ったあと、歯型を取り、模型を作製し、そこで作製します。ファイバーコアはグラスファイバーを芯にして強度の高いマトリックスレジンで形を整える自費診療のコアで、光を透過するので、その上に装着する補綴物の透明感を損ないません。そのため、前歯のセラミック治療においてはとくにおすすめです。
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メタルコア | ファイバーコア |
ファイバーコアの特徴
- 適度な弾性があるので歯根を傷つけにくく、負担を減らします
- 弾性係数が象牙質に近いので、力が加わったときの「歯のたわみ」に応じてまがり、応力開放を助けます
- グラスファイバーコアは、光の透過性が象牙質に近く、歯質の色にも似ています
- 硬すぎるメタルコアは歯根破折が心配ですが、グラスファイバー系コアは適度なやわらかさがあり、歯根破折のリスクを大幅に減らせます
- 金属アレルギーの心配がありません
- 透明感のある自然な色調を得られます
- 歯根の変色や歯肉へのメタルタトゥー(黒ずみ)を防ぎます
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弾性が歯に近似している | 歯根破折のレントゲン像 |
奥歯も機能性と美しさを回復しましょう
臼歯部の補綴(保険&自費)
白く、美しく、機能的な歯のために (臼歯部のかぶせ物)
かぶせ物の歯(さし歯)には保険診療のものと保険外診療(自費診療)のものとがあります。費用負担が異なるとともに、自然に見える色の違いもよく知られていますが、機能的にも、精度的にも大きな違いがあります
よく噛める奥歯、とくに第一大臼歯に必要なのは7~8点で接触することだといわれています。ここで保険診療と自費診療の奥歯の特徴をご紹介します。
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保険適用 ( 1歯 3,000円くらい)
- 銀色で不自然です
- 接触点が2~3点ほどしかありません
- 適合精度に限界があります(100ミクロン)
- 作製工程は1回です
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自費診療(1歯 132,000円)(税込)
- 歯の色に近く自然です
- 接触点が多くしっかり噛めます
- 適合精度が高めです(30~40ミクロン)
- 作製工程は4回です
セレックシステム
(セレック3)とは?
スイスのチューリッヒで開発されたコンピュータを使うセラミックの人工歯の自動作製システムです。デジタルカメラによる写真撮影を行ったあと、データをコンピュータに取り込み、3次元画像を構築し人工物(かぶせ物や詰め物)を設計し、ミリングマシーンが設計どおりにセラミックブロックを自動で削りだします。2000年には「光学印象採得による陶材歯冠修復法」として、厚生労働省から高度先進医療の承認を受けているシステムです。歯を削ってから、セラミック製の人工歯を装着するまで期間が、もっとも早くて1日の画期的なシステムです。
製作工程
セラミックブロックとは?
材質はいずれも天然歯と同じような硬さにした歯科に特化したセラミックで、ブロック状に加工されています。いくつかの種類がありますので、まわりの歯に合わせて選択します。
ブロックの種類
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(1).Vita Mark Ⅱ
7色
長石系セラミックス -
(2).Vita Triluxe
3色
色調は3層構造 -
(3).ProCAD
7色
リューサイト強化型セラミックス
こんな詰め物やかぶせ物がつくれます
理想的な詰め物の材質と厚み
天然歯の上部の外側はエナメル質で覆われていて、その内側には象牙質があります。それぞれに特徴があり組成が異なります。エナメル質は硬く、弾性がなく、ほぼ無機質で歯を守るバリアの役割がある一方、象牙質はやわらかく、弾性があり約3割が有機質です。
天然歯は2層構造ですので、詰め物も2層にしたほうが天然歯に近づきます。つまり、象牙質に近い性質のコンポジットレジンを内側にして、エナメル質に近い性質のポーセレン(陶材:セラミック)を外側に使う2層構造の詰め物が理想的だと考えられます。
しかも、レジンコーティングは比較的かんたんで、歯を削ってすぐに切削面を封鎖できるので、治療部位の細菌感染のリスクを大幅に抑えられます。
また、その上に装着するセラミックは厚みが均一の方が丈夫で、噛合力が加わったときに割れにくくなります。薄い部分があるとそこから割れやすいのです。均一な厚みの詰め物をつくるためにもレジンコーティングが有効で、虫歯でデコボコになった形を平坦にできます。そして、1mm程度のエナメル質の厚み分を目安に、レジンの形を整え、詰め物の厚みを決めるのです。
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不均一な厚さ
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均一な厚さ
後方臼歯は金属でいいのでしょうか?
現在の保険制度では、奥歯の詰め物は、銀の金属かレジン(歯科用プラスティック)を使うのがルールです。しかし保険診療で使用する金属は歯より硬すぎるので噛み合う歯を傷める可能性があります。そしてレジンは歯よりもやわらかすぎるので、すぐにすり減ったり、着色したりします。また欠けやすいので、そこからの虫歯の再発が心配です。そのため保険診療で奥歯の治療をすると、見た目が不自然なだけでなく、機能的にも問題が生じやすいといえます。
保険診療 ~3方法あります~
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1.コンポジットレジン
(口腔内で直接築盛)- 境目が欠けやすい
- ずれやすい
- 変色しやすい
- 術者の技術に左右される
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2.金属・メタルインレー
- 天然歯が欠けやすい
- 金属アレルギーの心配がある
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3.レジンインレー
(歯型を採って作製)- 詰め物が欠けやすい
- 境目が欠けやすい
自費診療 ~2方法あり、どちらも材質はセラミックスです~
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1.セレック3D
コンピュータ上で設計・製作します。マシーンで削り出すので、技工料が発生しません。即日の装着も可能です。ただ、噛み合わせ面の山や谷には限界があります。
1歯 55,000円(税込)
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2.ポーセレンアンレー
型取りし、模型上で歯科技工士が作製しますので、技工料が発生します。噛み合わせ面の山・谷に、さらなるきめの細かい表現が可能で、噛み合わせの精度を高められます。
1歯 88,000円(税込)
ダイレクトボンディング
自費のコンポジット充填
ダイレクトボンディングとは、特殊なコンポジットレジン(歯科用プラスティック)を口腔内で直接築盛して形を整え、硬化させる自費診療の治療です。虫歯部分を除去し、さらにコンポジットレジンを詰めて、形を整えて治療を終えるためには、1歯につき30分~1時間はかかります。それは再発のリスクを抑え、見た目を自然にして機能回復をはかるための精度を高めるには、さまざまな工夫が必要だからです。
- 歯面が濡れていると治療できないので防湿を徹底する(ジンパック、ラバーダム、ズー、麻酔の使用)
- 裸眼では把握できないので、拡大鏡(マイクロ、ルーペ)を使用する
- 接着(EDTA、リン酸、GM、ボンディング、流動性レジン)の各ステップを確実に行う
- 質の高い保険外の材料(Kerrプレミス)を使う材料
- それぞれ色調などが異なるレジン(オペーク、デンティン、エナメル、トランス)を積み重ねて充填する
- 歯の形態、咬合の知識をふまえて再現する
保険診療でレジン充填をする際には、1歯296点でつまり2960円の診療報酬を得られます。患者さんの負担はその一部です。1歯につき、30分をかけていては、残念ながら採算が合わなくなってしまいますので、数分で仕上げることになります。するとどうしても精度を高めることができないのです。
自費コンポジット充填 治療費
前歯Ⅲ級窩洞(小さい虫歯) | 33,000円 |
前歯V級窩洞(小さい虫歯) | 33,000円 |
前歯Ⅵ級窩洞(大きい虫歯) | 44,000円 |
臼歯Ⅰ級窩洞(小さい虫歯) | 33,000円 |
臼歯Ⅱ級窩洞(大きい虫歯) | 44,000円 |
※すべて税込価格です。
治療例
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前歯Ⅵ級窩洞(大きい虫歯)
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臼歯Ⅰ級窩洞(小さい虫歯)
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前歯Ⅴ級窩洞(正中離開)
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前歯Ⅵ級窩洞(大きい虫歯)
自信をもっておすすめする補綴
132,000円(税込)と198,000円(税込)のセラミック製人工歯の違い
術前は他医院における自費治療 | 12万の自費治療 |
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より美しく、機能的な歯のために(前歯部のかぶせ物)
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どちらがかぶせ物か分かりますか? トップセラミスト西村好美 製作 |
歯は均一な白色ではありません。拡大して見ると色調、透明感がところどころ異なるのが分かると思います。天然歯の複雑な色や形の再現は誰もができるわけではありません。とくに腕のいい、一流の歯科技工士にしかつくれないのです。歯科の世界では、セラミックの人工歯作製に特化していて天然歯とそん色ない美しい “歯”をつくる歯科技工士をトップセラミストと呼びます。ただ、残念ながら日本には数人しかいないのが現状です。
ここまで歯を拡大されることは、一般の方ではほとんどないでしょう。しかし、写真を撮られる機会の多い方、芸能関係の方、さまざまなコンテストに出場する方にはあり得るかもしれません。
通常の自費治療は132,000円(消費税込)ですが、トップセラミストが作製すると5割増しの198,000円(消費税込)です。美しく芸術的な人工歯です。しかし、歯の実際の大きさは、だいたい縦10mm、横9mmですので、どこまで、お望みかによって選択肢が決まるのではないでしょうか?
より美しく、機能的な歯のために(臼歯部のかぶせ物)
かぶせ物の歯(さし歯)には保険外のものにも2種類あります。作製する歯科技工士によって精度や見た目、そして費用に違いが生まれます。保険診療、そして保険外診療の2種類のセラミック製のかぶせ物をくらべてみてください。
かぶせ物をより長くもたせるために大切なのは「噛ませたい場所で噛ませることができる」「溝や隆線は直線でなく、複雑に入り組んでいる」「顎運動(アゴの動き)に合う」そして「天然歯のように美しくつくる」ことです。
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2~3点の接触点 | 7~8点の接触点 ただし調整が必要 |
7~8点の接触点 メリハリがある |
保険適応 | 自費診療 132,000円(税込) |
自費診療 198,000円(税込) |