奥歯の被せ物 〜セラミック〜
2024年1月25日
臼歯部のかぶせ物 〜セラミック〜
ご存知の通り、かぶせ物の歯(さし歯)には保険内のものと保険外のものとがあります。一般的に色の違いはよく知られていますが、
機能的にも、精度的にも違いがあることはご存知でしたか?
第一大臼歯には7~8点の接触点が必要といわれています。

奥歯の被せ物
保険適用 ( 1歯3千円くらい)
- 銀色
- 咬む接触点が
保険外に比べ少ない ( 2 ~3点) - 適合精度に限界がある
100ミクロン - 製作工程 1回
・保険外(1歯 12万円)(消費税別)
- 歯に近い色
- 咬む接触点の数が多く、
きちんと咬み合わせる事ができる - 適合精度 30~40ミクロン
- 製作工程 4回

奥歯の被せ物
かぶせ物の歯(さし歯)には保険外のものにも2種類あります。
それは、作製する歯科技工士によって違いがでてくるからです。
かぶせ物をより長くもたせる為に、
1.噛ませたい場所で噛ませたい
2.溝や隆線は直線でなく、
複雑に入り組んでい曲がっている
3.顎運動(アゴの動き)にあわせて作りたい
~当たるとまずい場所で噛ませたくない~
さらに、
4.きれいに美しく作りたい
この形を誰でも作れる訳ではありません。
特に腕のいい、一流の歯科技工士にしか作れません。
歯科の世界では、そういう歯科技工士をトップセラミストと呼んでいます。
ただ、残念ながら日本には数人しかいません。
トップセラミスト西村好美 作製

トップセラミスト
奥歯は銀色でいいですか?
見た目だけでなく、機能的にも問題がでやすいのです。
現在の保険制度では、奥の歯は、銀の金属の詰め物か、レジンと呼ばれるプラスティックで詰めるルールになっています。
銀の金属は歯より硬すぎ、レジンは歯より柔らかすぎます。
そのため、経年的に歯・金属・レジンが磨り減ることによって歯との境目ができてしまいます。

セラミックの奥歯
・ 保険適応分 ~3方法あります~

セラミックの奥歯
- レジン(その場で直接作製) 境目が欠けやすい・ずれやすい
- 金属・メタルインレー 歯が欠けやすい
- レジンインレー(型を採って作製) 詰め物が欠けやすい・境目が欠けやすい
・ 保険外 ~2方法あります~ (どちらも材質は同一のセラミックス)
歯と同じ硬さのため、歯と同様に磨り減るため、境目ができません

セラミックの奥歯
- セレックシステム コンピューター上で設計・製作します。そのため技工料が発生しません。
同日の装着も可能です。ただ、咬み合わせ面の山・谷に限界があります。
1歯 ¥50,000-(消費税別) 当医院ではお勧めしません
- 技工士が作製する 型取りし、模型上で技工士が作製します。技工料が発生します。
上記より咬み合わせ面の山・谷に、さらなるきめ細かさを表現できます。
そのため、咬み合わせを限りなく作れます。
また、強度の強いセラミックを選択することもできるため、
大臼歯にも適用できます。
1歯 ¥80,000-(消費税別)
Serendipity Dentistry かわさと歯科・矯正歯科
機能審美・矯正・歯周病・インプラント・予防歯科
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日本歯周病学会専門医・指導医
院長 川里 邦夫